皆さまこんにちは! Aacs代表の増田です。
新型コロナウイルスの影響により、弊社でも立ち上げ直後からテレワーク体制をとり、自宅での仕事との向き合い方に試行錯誤の毎日です。

そんな中、チェコの首都プラハに住むイタリア人の友人から、アンドレア・ボチェッリ氏がミラノのドゥオモを会場に無観客パフォーマンスを行うという情報を教えてもらい、復活祭である現地時間の4月12日19:00(日本時間で13日2:00)、youtube配信を拝聴しました。

「Music For Hope」というコンサート名で開催されたこのイベントは、世界100カ国以上でニュースとなり、配信前から話題となっていたようです。
夜中の2時、配信開始と同時にアクセス数が一気に上がり、そのアクセス数からも、世界中が同じ不安の中、安らぎや支えを求めている様子がひしひしと感じられました。

ミラノの中心に荘厳な雰囲気で佇むドゥオモ、その大きな空間の中で伴奏者と二人、たった二人で誰も座っていない席を前にスッと背筋を伸ばし冷静に歌い切る姿を観ていると、不思議なくらいごく自然と浮かんでくるのは、同じ苦境に立ち向かうミラノの人々がそれぞれの自宅で彼の声に聴き入る様子、時差に関係なくPCの前でコンサートを堪能する世界中の人々、そしてアンドレア・ボチェッリ氏自身が幼い頃に盲目となり、その後の人生を歩むことになった彼自身の苦悩や幸福など数多くの景色や感情で、それらが彼の背後から湧き出るようでした。

そして、その全てを引き受けて今そこに立っている姿に心を揺さぶられずにはいられませんでした。

後半はボチェッリ氏が建物の外でアメージンググレイスを歌い上げ、ミラノの町中に歌声を届けていました。

世界中が困難な時期ではあるものの、こうして彼のパフォーマンスが世界に届けられたこと、私も含め世界中が一同に拝聴できたのはとても幸せなことでした。

いつか、このミラノのドゥオモを訪ねて同じ場所に立ってみたい、そんな気持ちになれた真夜中でした。


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